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Barbarossa製品モニターレポート

マイミクのtetsuさんの日記を拝見された方は既にご存知かもしれませんが、

Barbarossa製品のモニター募集されていまして、「こっ、これは?」と思わず目が釘付けになってしまい(笑)、
不肖、私KAZが先日モニターしましたので報告する次第でありますっ!(・∀・)
注)このレポートを公開するにあたっては、tetsuさん及びメーカーご担当者様の許可を得ております。

今回モニターさせていただいたのは

・ギターシールド BR-CB200G(5.0m)
・CHIMAERA ModernOverDrive
という製品です。

【ギターシールド BR-CB200G】
newtool BR-CB200G

このシールドには指向性があります。

黄色のマークがあるジャック側を手持ちのアンプ(Koch Twintone2)につないで、
現在の私のメインギターPRS Custom24にてアンプ直で試奏してみました。

これが、びっくり━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

・圧倒的なノイズの少なさ。S/N比が良いんでしょうね。シールドの対ノイズ性、銀ハンダの純度も高いとのこと。
・クリーントーン、歪み系のトーンとも非常に抜けが良い。
・倍音成分が非常に豊か、かつ自然なトーン。

まさしく、シールドも楽器の一部なんだなと実感しました。

ギターを弾くのがますます楽しくなってしまいます。
良いアンプをお持ちな方なら、尚一段上のサウンドの質の高さを実感できることと思います。
今まではシールドに関しては、そこそこのモノは使用しておりますが( 場合によってはコストパフォーマンス重視。(w )
そんなにこだわる方ではなかったので、目から鱗が落ちた思いです。
耐久性も高そうなので、お値段もハイエンドなシールドではありますが、長い目で見れば決して高い買い物でないかもしれません。

【CHIMAERA ModernOverDrive】
newtool CHIMAERA ModernOverDrive

まず外観ですが、アルミ削りだしの筐体、エロチックな(?)赤いボディ、青色LEDが良いですね〜(゚∀゚)

そしてずっしりとした手ごたえ。
特に固定せずに足元においても、SWを踏んだりしても簡単には動きそうもありません。
( モニター製品だからエフェクトボード等に固定できる訳ありませんが。(w )

その後、手持ちのアンプ(Koch TwinTone2)につないで試奏してみました。

ハイエンド製品なので当然といえば当然なのですが、トゥルーバイパスになっており、
OFF時でもサウンドの劣化は皆無といっていいほど感じられません。

ONにしてLEVELを上げ、GAINを0〜2とすれば、ブースターとして良い感じです。

ピッキングのニュアンスを汲みつつも、伸びの良い豊かな倍音成分を含むトーンになります。
TONEのコントロールもかなり幅広く効きが良いです。それでいて音作りもしやすいです。

GAINを上げていくと、モダンというだけあってかなり歪みます。

また私の7弦ギターとの相性も良さそうです。
これはもうOverDriveというよりはDistortionにTURBO過給をした様な感じを受けました。

またアンプのCleanチャンネルで、ONしてCrunch系の音でカッティングしても良い感触です。

上品なクランチサウンドを操ることができると思います。

私は歪系は、アンプ側でベーシックな音作りをしますので、

OverDrive系エフェクターはギターソロ時等にGAIN0〜2ぐらいで使用するのが好みですが。

宅録ですと、私、アンプシミュレータにLINE6のPOD2を使用していますが、

普段からON/OFF問わずに、わざとOD-3やTS9をつないでます。
これはPODのデジタル臭を消したいためです。(本当は良く分かっていなかったりしますが。。。)
デジタル臭を消すためにはCHIMAERAのハイエンドな品質は、
私にはオーバースペックなのではとも思ってしまいました。(すみませんm(__)m)

私は、普段AC/DCアダプターでエフェクター駆動してるので問題ないんですけれど、

特にLIVEとか電源事情の悪いところ等、音質にこだわるPLAYERさんは電池駆動でPLAYされる方も多いかと思います。
歪系エフェクトなんで、消費電力もそんなにないでしょうし、電池の寿命は結構もつとは思いますし、
交換回数もそんなに頻繁ではないとは思いますが、電池交換に関してはネジを回して筐体をばらさないといけないですよね。
あまり回数を頻繁にやるとネジ山をそのうち舐めてしまったり(まぁネジも交換すればいいって話ですけれど。)、
もうちょっと簡単に例えば、筐体裏側に簡単に交換できる仕組み(ワンタッチでパカっとはずれる様な)を製作されても良いのかなとも思いました。
(でもハイエンドなエフェクトの造りですと他製品でもこの様な感じですよね。)

【サンプルサウンド】

以下に私の宅録環境にて、録音してみたのでサウンドサンプルとしてUPしておきます。(サウンドサンプルは全てMP3/128kbps 48kHz stereo)

ちなみにPODのセッティングですが、サンプルのためTONEはあえて全て5にしています。
OverDriveの方はCHIMAERA,BOSS OD-3とも今回は電池で駆動しています。こちらもTONEはあえて全て5にしています。
ギターはPRS Custom24 Clean,Crunch系は(フロントPU+リアPU)タップのハーフトーンで、歪系・ソロはリアPUで弾いています。
弦はElixirのNANOWEB .009〜.042のセット、ピックはDUNLOP TORTEXの小さめのティアドロップ1.0mmを使用しています。

PRS Custom24-----(newtool BR-CB200G)----->POD Ver2.0-----(ここは手持ちのケーブルZAOLLA。今回1本のみのモニターなので。)----->EDIROL FA66-----(FireWire IEEE1394)----->PC

【newtool BR-CB200G, CHIMAERA ModernOverDrive】

<---ポチッとな。・Cleanなアルペジオ(アンシミュはLINE6 CLEAN)

・上記にDAWソフト上でプラグインエフェクトのDelay(Time=420ms, Feedback=4 )をかけてみた。

・Crunch系その1(アンシミュはLINE6 CRUNCH)

・Crunch系その2(アンシミュはLINE6 CLEAN + CHIMAERA Gain=5 )

・歪系リフ(アンシミュはSoldano, Gain=7)

・ブースターとしてソロ(アンシミュはMesaBoogie Mark2C+ Gain=7 + CHIMAERA Gain=0)

・上記にDAWソフト上でプラグインエフェクトでReverbをかけてみた。

【newtool BR-CB200G, BOSS OD-3】

・ブースターとしてソロ(アンシミュはMesaBoogie Mark2C+ Gain=7 + BOSS OD-3 Gain=0)

・上記にDAWソフト上でプラグインエフェクトでReverbをかけてみた。

【ZAOLLA ZSG110】

PRS Custom24-----(ZAOLLA)----->POD Ver2.0-----(ZAOLLA)----->EDIROL FA66-----(FireWire IEEE1394)----->PC

・Cleanなアルペジオ(アンシミュはLINE6 CLEAN)

・上記にDAWソフト上でプラグインエフェクトのDelay(Time=420ms, Feedback=4 )をかけてみた。

・Crunch系(アンシミュはLINE6 CRUNCH)

・歪系リフ(アンシミュはSoldano, gain7ぐらい)

【デモ演奏】

以下、恐縮ですが短いデモ演奏です。

PRS Custom24-----(newtool BR-CB200G)----->POD Ver2.0-----(ZAOLLA)----->EDIROL FA66-----(FireWire IEEE1394)----->PC
上記接続の様にギター(PRS Custom24からシールドnewtool BR-CB200GでPOD直です。アンシミュはRoland JC-120)
PODでREVERB(3〜4ぐらい)だけで、DAWソフト上では一切エフェクトをかけておりません。

<---ポチッとな。(w

【総括】

最初はハイエンドエフェクターに興味があってモニター希望をしたのですが、

実は、ギターシールドの方に衝撃を受けてしまいました。
シールドの方、お借りしたモニター製品が5mと自宅で使用するには長いので、
もうちょっと短い2〜2.5mのものが欲しくなってしまい、購入を検討しようかなぁと思っています。

"CHIMAERA ModernOverDrive"の方は、さすがに値段が値段ですし、私程度の腕では使用するのもったいないぐらいです。

また私は前述した通り、歪系のサウンドは基本的にアンプ側でつくるので、
OverDriveの方はそれほど歪まなくて良いので、今もっている手持ちのOverDriveでも充分かな?と思いました。
(実はもう1種類のお値段の安い(とはいえハイエンド製品ですからやはり無理かな?)OverDriveの方にも興味があったりします。)
アンプとの相性、弾き手の好み・技量にもよると思いますが、ハマれる人はかなりハマれるエフェクターだと感じます。

最後に、こんなに素晴らしい製品をモニターさせて頂いたことに感謝しております。

段取りをしていただいたtetsuさん、メーカーご担当者の方にあらためてお礼申し上げます。
確かにハイエンドな製品なので、お値段もそれなりのものになりますが、音質にこだわりたい方にはお勧めだと思います。
演奏のうまい方は楽器や機材を選ばないと言いますし、演奏がさっぱりの機材マニアにはだけには自分もなりたくないですが(苦笑)、
良いサウンドでギターを楽しく弾ければ、自ずと演奏力、表現力もあがるのでないかという考えもありだと思います。
私自身も本職はエンジニア(ハードウェアではなくソフトウェア開発ですが)なので、
newtoolさんのモノづくりへの情熱・こだわり、リリースされた製品への愛情・夢といった点では非常に共感を覚えました!

この製品や仕様に興味のある方はメーカーWEBサイト(newtoolさん)へアクセスしてみてください。

http://www.newtool.jp/

また、ギターシールドに関しては、2008年9月号ギターマガジン誌(2008.08.12発売)にて特集が組まれ、

バルバロッサ製品も掲載される様です。
http://www.rittor-music.co.jp/hp/gm/

以上、拙い文章とサウンドサンプルではありましたがモニター報告とかえさせていただきます。


2008.08.10 written by KAZ


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